新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、家電大手メーカーのシャープが、マスクの生産に乗り出すことが発表されました。
弊社では3月中旬よりマスクの生産を開始いたします。皆様の安全と健康に貢献出来れば幸いです。
— SHARP マスク生産事業部 (@SHARP_mask) 2020年2月28日
マスクの生産開始や生産工場、生産能力等について調べてみました。
目次
シャープがマスクを生産する理由
新型ころなウイルスの感染拡大でマスクの品薄が続いている中で、家電メーカーのシャープが手を上げ。
「企業における社会貢献の一環として実施する」
と発表しています。
シャープは、もともと液晶ディスプレーを生産する為のクリーンルームを有してて、衛生環境は整っており、そのままマスクの生産に活用できるのも大きな理由ですね。
マスク生産設備の導入には、新たに製造ラインを整備する場合に、国が一部を補助する制度が設けられており、シャープもその制度を利用して、急ピッチで生産ラインを構築しているとのこと。
マスク生産工場はどこ
マスクの生産を予定しているのは、三重県多気郡多気町のシャープ多気工場です。
国道42号線から、松阪市から尾鷲市に抜けていく左手にある大規模工場です。
以前は活発で出勤渋滞があった道路ですが、最近ではあまり活気がなかったような気がします。
我が、三重県の多気町でこのような動きが起こるのは、このようなご時勢で不謹慎ですが、喜ばしいことでもあります。
三重県多気郡多気町五佐奈1177−1
マスクの生産開始は
生産開始は3月中旬頃を予定。
マスクの生産能力と出回るのはいつ頃
当初の生産数は1日あたり15万枚程度を予定しているとのこと。
最初の出荷は3月中にはとのこと。
新型コロナウイルス感染拡大等の状況をみつつ、ゆくゆくは1日50万枚まで生産量を増やす計画です。
販路については
「当社の既存の取引先のほか、消費者の方々に届くように政府と連携して参ります」
とコメントしています。
家電メーカーとしての販路と、マスクの販路はまったく違いますが、今は特需なので多くの引き合いがあることが予想できますね。
シャープのロゴがついた商品として販売されるかは未定とのことですが、シャープ製のマスクってのもブランドとして見てみたいものですね。
マスクの品薄解消に向けて政府は
政府はマスクの品薄に対して、現在、月間4億枚のマスクの供給量を輸入も含めて来月中には6億枚にまで増やしたいとコメントしています。
シャープの親会社の鴻海グループは、中国広東省の工場でマスクの生産設備を導入し、従業員向けのマスクを自社生産する方針を示しています。
シャープなど、異業種による生産が品薄の解消につながるかが注目されています。
我が家もマスクの残りが少ないので期待していますよ。
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