新型コロナウイルスの感染拡大が急激に進む中で、2020年(令和2年)4月11日に、安倍晋三首相は、感染拡大を防ぐため全国の繁華街で接客を伴う飲食店の出入りの自粛について話されました。
合わせて、緊急事態宣言が出ている東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7都府県の会社に出勤している通勤者を7割削するとの発表も!
このような緊急事態であり、早急に新型コロナウイルスの終息を図りたいということはあるので一概には否定できませんが、現場などからは批判の声も出ています。
この記事では、利用自粛要請とはどういう意味かと、現在の自粛要請店舗業種や、今回追加された接客の伴う飲食店とは何かなどをまとめてみました。
目次
利用自粛要請とはどういう意味
新型コロナウイルス拡大に伴い、緊急事態宣言が発令され、「自粛」「要請」「指示」などの言葉を聞くことが多くなりました。
今回の利用自粛要請という言葉がどういう意味か気になりますよね?
「自粛」の意味を調べてみると
「自分から進んで、行いや態度を慎む」
という意味。
ということは要請を受けて自粛するものではないってことですよね?
あと「要請」の意味とは
「強く願い求める」
ということ、、、、人から求められることを言いますよね。
「自粛」は自分。
「要請」は人から。
なんかめちゃくちゃ矛盾しませんかね?
「利用」という言葉は、消費者に向けていますから、接客の伴う飲食店に行くなよってことになりますね。
不要不急の外出が言われている中で、自粛は必要かと思いますが、自粛を強制するのは違うような気がしません?
自粛要請店舗業種はなに?
国としては、自粛要請する業種は発表していませんが、東京都は緊急事態措置として、休業を要請する施設と、休業に応じた事業者へ協力金を支払うことを発表しています。
1社1事業所のみの場合 50万円
複数の場合 100万円
2020年(令和2年)4月11日0時より実施。
基本的に休止を要請する施設
遊興施設等
個室ビデオ店、ネットカフェ、漫画喫茶、カラオケボックス、射的場、競馬投票券発売所、場外車券売り場、ライブハウス等
※遊興施設のうち一部施設は掲載していません。大学、学習塾等
大学、専修学校、各種学校などの教育施設、自動車教習所、学習塾等。
※ただし、床面積の合計が1000m2を超えるものに限る運動、遊技施設
体育館、水泳場、ボーリング場、スポーツクラブなどの運動施設、又はマージャン店、パチンコ屋、ゲームセンターなどの遊技場等
劇場等
劇場、観覧場、映画館又は演芸場
集会・展示施設
集会場、公会堂、展示場。また、博物館、美術館又は図書館、ホテル又は旅館(集会の用に供する部分に限る。)。
※ただし、床面積の合計が1000m2を超えるものに限る商業施設
生活必需物資の小売関係等以外の店舗、生活必需サービス以外のサービス業を営む店舗。※ただし、床面積の合計が1000m2を超えるものに限る。
特別措置法によらない協力依頼を行う施設
※床面積の合計が1000m2以下の下記の施設については、同1000m2超の施設に対する施設の使用停止及び催物の開催の停止要請(=休業要請)の趣旨に基づき、適切な対応について協力を依頼
大学、学習塾等
大学、専修学校、各種学校などの教育施設、自動車教習所、学習塾など
※ただし床面積の合計が100m2以下の場合は、適切な感染防止対策を施した上での営業
集会・展示施設
博物館、美術館、図書館、ホテルまたは旅館(集会の用に供する部分に限る)
商業施設
生活必需物資の小売関係等以外の店舗、生活必需サービス以外のサービス業を営む店舗
※ただし床面積の合計が100m2以下の場合は、適切な感染防止対策を施した上での営業
今回追加された接客を伴う飲食店とは
今回、安倍晋三首相が、全国の「夜の繁華街 接客伴う飲食店利用自粛を」と発表しました。
では、その接客が伴う飲食店とはどんなところか?自粛要請の理由は。
例えば、ナイトクラブやキャバレーなど、従業員が近距離で客と会話する営業形態の店などがそれにあたります。
近ければ近いほど感染の可能性は大きく、また、不特定多数が来店することから感染の確率は上がりますからね。
なぜ、全国へ要請したかというと、営業ができなくなった飲食店の従業員が県外で同じ業種について、仕事をするなどの指摘もあります。
それを防ぐための措置といわれれば、それも納得できるかな。
もともと、感染者数が少なかった都道府県でもクラスター(感染者集団)が、発生してしまう可能性がありますから。
そのこともあり、対象区域に限らず、全ての都道府県で「繁華街の接客を伴う飲食店等への外出自粛について、強く促す」との方針を示しています。
接客を伴う飲食店の出入りの自粛へネット上の反応は
飲食店へ営業自粛要請をするのではなく、消費者側に自粛要請というお店のことをまったく考慮に入れていない対応に感じます。
もちろん、緊急的な対応が必要なのはわかりますが、ここを抑えておくことが凄く大切なことと感じます。
「自粛しろ、だが補償はしない」ではヘビの生殺しだ、誰も納得しない。 働かなくては食べていけない者にとって「コロナで死ぬか飢えて死ぬか、どっちがいいか選べ」と言われてるようなもんだ。
要請するなら補償しろ。https://t.co/n1uYaysrZO
— たんぽぽ新別館 (@huwawatanpopo20) April 11, 2020
もちろん個人が自粛することは非常に大事だけど、店やその関係の業者さんたちは補償が無ければ働かないと生活できない方もいるわけで、店側には休業要請をせず利用者には自粛要請をするって歪さを感じる#利用自粛要請
— すかい (@sk1ai) April 11, 2020
自分たちのお給料だけはしっかり保証されてるから、今 国がお願い(?)してる自粛に応じてる人たちの大変さに国会議員は寄り添えてないなぁと感じる。
そして、収入の減ってない人たちの中には、医療従事者やそれに関わる人たちだっているのに、そこはどう考えてるんだろう。#利用自粛要請— メロディー.com (@_melodinosaurus) April 11, 2020
国民に自粛を要請するばかりで、「今こそ、これまでに国会議員が貯めてきた財産とこれから得るであろう報酬を補償に当ててください」という現役議員、退役議員がいないこの日本が嘆かわしいですね。
#利用自粛要請— ma_ri_ko (@mariko_desu4) April 11, 2020
まとめ
緊急事態宣言が発令されていこう、大きな動きが目だってきました。
いつをピークアウトにもっていくか正念場になってきましたね。
今の段階では、どの手段が正しいのか分かりませんが、今できることを対応したいですね。
ただ、マスクが手に入りませんけど。
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