新型コロナウイルス感染拡大により、経済は一気に縮小しています。
その中でも、従業員を雇用している企業にとって人件費と言うのはもっとも大きな経費ともなります。
仕事が減少、なくなってしまった中でも、会社都合で従業員を休ませると休業補償という形で、賃金の6割以上を支払必要があります。
そこで、新型コロナウイルスの影響を受けた企業に対して、雇用調整助成金という形で一定の条件をクリアすれば休業補償の最大10/10支給されます。
ただし、先に休業補償を支払って後日申請して支給されるという制度なので、実際に現金が入金されるまでのタイムラグが起こります。
この記事では、雇用調整助成金の一般的な入金目安とツイッター上の現状などについてまとめていきます。
雇用調整助成金にが入金されるのは申請後どれぐらい?
加藤勝信厚生労働大臣は雇用調整助成金に関しては、通常は2ヶ月かかっている。
ただし、今回は緊急事態でもあり、支給申請から1ヶ月の支給をめざしていたそうですが、実際は、新型コロナウイルスの感染拡大により、相談申請が殺到しており、審査に遅れが出ているとのこと。
また、書類が煩雑なのもあって、申請に時間がかかってしまうのも事実。
現状としては、書類の簡素化に取り組んで人員も増やして対応しているとのこと。
雇用調整助成金の支給に対するネット上の声
雇用調整助成金申請した方の生の声がツイッターであがっています。
申請先のハローワークなどによっても違うと思うのですが、最短でも2ヶ月、長いところで半年などという声も出ていますね。
実際に、半年間休業補償を払って、キャッシュが不足しない事業所なんてそうそうないんじゃないでしょうか?
げえ。雇用調整助成金、やっと申請通っても4~6か月って。
入金される前に破綻する企業続出やね。
政府の間抜け(本当に間が抜けている)な丸投げ対策の穴を埋めるために、自治体がこうやって苦労するという… https://t.co/FL7BqeYZ85— PTAよさようなら (@ptabyebye) 2020年5月11日
雇用調整助成金なんてそもそも一日8千円ちょいって、そんな安月給の社員雇ってないよ。足らない部分は企業負担、申請窓口の労働局は満員で人多すぎて申請すらできない。まあ申請したところで入金は夏の終わりだろう。
— Tokkuns (@tokkuns1917) 2020年5月7日
助成金、補助金って、結局採択されてから入金されるまでのラグが2ヶ月以上空いたりするので立替分は結局実弾で当座を凌ぐだけの体力がないといけない。雇用調整助成金で休業補償を出そうとしている企業も結局資金繰り自体はしなければならないケースは多いと思われる。
— ドブサナギパラソルとび夫gyottosai (@gyottosai) 2020年5月8日
4月〜5月の雇用調整助成金を
今月中に申請して、受理されるまで約1ヶ月、
入金されるまで約2ヶ月と考えると
8月が最短入金か。
もっと遅くなると9月から10月になるケースも考えることができる。
8月〜10月までのキャッシュを
用意しておかないとやばいね!
— マツエクサロン経営者@たむらまさや(FC本部代表) (@tamura_nicott) 2020年5月8日
雇用調整助成金、相談に行くのに電話予約で二週間❗️申請書出すのに電話予約で二週間❗️請求するために電話予約で二週間❗️入金する迄2ヶ月‼️会社は持たない‼️
— akira0511 (@akira05111) 2020年5月3日
まとめ
雇用調整助成金ですが、当初の計画通りいっておらず支給までにかなり時間がかかるようですね。
給料は休業手当として先に支払う必要がありますし、それを回収するまでに何ヶ月もかかっていたら絶対に資金繰りがショートします。
書類の簡素化をしても難しいし、何より現金の入金を早めないことには大変なことになります。支給は早く、後から検証するなどの対応も必要ですね。