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新型ブニヤウイルスの症状や潜伏期間は?中国のどこからで感染経路や今後の拡大予想についても

世界各国が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている中で、新たなウイルス「新型ブニヤウイルス」が確認されたとの情報が入ってきました。

初めて聞く名前のウイルスですが、新型コロナウイルスの脅威もあって、今後どのような影響を及ぼすのか心配しかありません。

まだ未確定ですが、中国で数十人の感染者がいるとのことです。

この記事では、新型ブニヤウイルスの症状や潜伏期間、感染経路、今後の感染拡大などについてまとめていきます。




新型ブニヤウイルスの特徴は

新型コロナウイルスも未知のウイルスですが、更に新型ブニヤウイルスが発生し脅威となっています。

でも、実際どのような症状なのか調べてみました。

症状

新型ブニヤウイルスに関して、詳しい情報はまだ出てきていません。
40度の高熱が続いて、咳やだるさがあるみたいです。

ただし、専門家の見解では、白血球の減少や体内の出血などの症状が見られ、胃腸症状が出てきますが多機能不全を起こして死去することもあるとのことです。

潜伏期間

新型ブニヤウイルスの潜伏期間については、まだ解明されていません。

感染経路

気になる新型ブニヤウイルスの感染経路ですが、中国の江蘇省南京市で60代の女性の感染が確認。
同じ病院などで、今年に入って37人の感染が確認されています。

飛沫・空気感染はないみたいです。
ただし、血液や体液で人から人への感染はありそうです。
マダニの媒介が原因です。




新型ブニヤウイルスの被害状況は

既に2011年に新型ブニヤウイルスは発見されているみたいですね。
論文にも書かれています。

日時:2011年3月17日
内容;中国で新型ブニヤウイルスを発見 ダニにかまれ発症の元凶を特定
情報源:新華ネット
http://news.xinhuanet.com/society/2011-03/17/c_121198310.htm
ここ数年、中国の一部地域でダニにかまれることで発症する病気が相次いで発見されている。中国CDCの研究により、新型のブニヤウイルスがその元凶だと特定された。

17日出版の国際的に権威ある医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に中国CDCの最新の研究成果が掲載された。このブニヤウイルスは世界で初めての発見となる。同ウイルスは、血小板減少を伴う重症発熱症候群ブニヤウイルス(SFTSV)、略称新型ブニヤウイルスと命名されている。

中国CDC王宇(WANG Yu)所長によれば、新型ブニヤウイルスの発見は、SARSコロナウイルス特定以来の、ウイルス学研究における世界的なブレイクスルーであり、科学界において国際的に重視されている。これは中国のウイルス学および新興感染症の研究が高い水準に達したことを示している。

ここ数年、中国の一部地域では、発熱、胃腸症状、血小板減少、白血球減少を主な臨床表現とする感染性症例が相次いで報告されてきた。少数であるが中には多臓器不全で死に至る者まであった。中国CDCはこれが新興感染症である可能性について衛生部の指示のもとに研究を開始した。2009年中国CDCは国家「千人計画」(海外優秀人材招聘計画)により招いた米国テキサス大学の于学傑(YU Xuejie)教授のグループを中心に研究を進め、初めて新型ブニヤウイルスを発見した。2010年5月中国CDCはこの症例を「血小板減少を伴う重症発熱症候群」と定義し、症例の発見と監視測定に務めた。

中国CDCウイルス研究所李徳新(LI Dexin)所長は実験室の研究者を率いて湖北、河南、山東、江蘇、安徽、遼寧の6省の患者の血清からウイルスを分離した。そしてウイルスの遺伝子配列測定と同源性比較を行い、ウイルスの遺伝子構造と形態的特徴を詳細に分析した結果、このウイルスが 新型ブニヤウイルスの一種だと特定した。

また、中国CDCウイルス研究所では600名以上の患者と健康な人の血清を検査し、多くの症例をもって新型ブニヤウイルスと血小板減少を伴う重症発熱症候群との因果関係を証明した。

李徳新の説明によれば、新型ブニヤウイルスが引き起こす臨床上および疫学的特徴を研究により解明した。患者の主な臨床症状は発熱、消化管症状、血小板減少、白血球減少、腎・肝機能障害で、一部の患者には出血もみられた。この疾病は主に丘陵や山間部で発生し、患者は農業生産に携わる成人農民を主とし、一部の患者はダニにかまれている。流行時期は4-10月で、流行のピークは5-7月。

「これまでとは異なる感染症症例を発見した時、正確に即座に病因を特定し、病原体を判断できるかどうかは、感染症抑制と流行拡大防止のカギとなる」と李徳新は語る。新型ブニヤウイルスの発見は中国の「感染症および突発性公衆衛生事件ネットワーク通報システム」にとって、また疾病予防抑制システム実験室の建設にとって有益なものである。

中国CDCは全国の疾病予防システムの専門員に対し、疾病の検査測定と診断に関する訓練を行っており、大量の検査試薬を備蓄し、各省にも配布している。これにより各省においても血小板減少を伴う重症発熱症候群の実験室検査が進展するものと期待される。

東京大学医科学研究所アジア感染症研究拠点 引用

インターネット上の反応は

新型ブニヤウイルスの発生に、ツイッター上では中国への批判がつのります。




まとめ

新型コロナウイルスが終息しないうちに、新型ブニヤウイルスが中国で発生!?

ただでさえ、経済に大打撃なのに対して、新たな被害がでてきそう。

中国で未然に防ぐなど、世界中に拡大しないことを願いたい。




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nakasete
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