西村康稔大臣は元通産官僚の政治家です。
自由民主党所属の衆議院議員で、現在は経済再生担当大臣・前世代型社会保障改革担当大臣・新型コロナ対策担当大臣・内閣府特命担当大臣を務めています。
以前、官房副長官を務めていた頃には、官僚に厳しい注文を繰り返していたため「パワハラ副長官」と呼ばれたりしており、現在でも余計な発言が多く「おしゃべり大臣」とも呼ばれています。
新型コロナウイルスが猛威を振るいはじめ、新型コロナ対策担当大臣に任命されてから、西村康稔という名前の知名度も一躍高まりましたね。
“ポスト安倍”とも呼ばれる西村康稔大臣が新型コロナ対策担当大臣に任命され、話題になった政策やそれに対する国民の反応などを紹介していきます。
目次
アベノマスクの現状と効果は?
アベノマスクは新型コロナ対策として最初の大きな政策と言えるでしょう。
政府は2020年4月1日に全国全世帯を対象に1住所あたり2枚の洗濯可能な布マスク配布の方針を発表しました。
同月7日には閣議決定されましたが、国民からは“マスクより経済保障を”という声が多く、外国からも“冗談だろ?”“エイプリルフールのネタ?”などと突っ込まれました。
そして「アベノミスク」に引っかけ「アベノマスク」と揶揄されるようになりました。
アベノマスクはG・W明の時点で、東京以外の都道府県で「準備中」となていて配布が遅れている。
5月12日時点で大阪・福岡で配布が始まり、「特定警戒都道府県」を優先し配布が始まっていく予定です。
配布前から評判の悪かったアベノマスクですが追い打ちをかけるように、不良品や異物混入の報告が相次いでいます。
いまだにアベノマスクの効果は判断すら出来ない状況です。
究極のごますりってなに
安倍首相は率先してアベノマスクを装着していますが、現在国会中継を見ていてもアベノマスクを装着している政治家は極端に少ないですね。
自由民主党内でも市販のマスクを付けている議員が多いです。
“まだ届いていない”と弁明する議員もいますが不良品の報告も多い現状で装着するか悩んでいる議員もいるようです。
また装着するかで装着しないかで首相に対する忠誠心を見られているのではないかと不安を吐露する議員も少なくないようです。
そのような経緯でアベノマスク装着は安倍首相に対する“究極のごますりだ”という声が広がりました。
西村大臣は自作のマスクを手作りしていましたが、それが“おしゃれ”と評判だっただけにアベノマスク装着特には大きな話題になりました。
新しい生活様式とは
2020年5月4日、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を示しました。
これまでも、「手洗い・うがいの徹底」、「3つの密を避ける」、「人との接触を8割減らす」などさまざまな提案を示してきましたが、より具体的で新型コロナとの闘いが長帳場になることを見据えた提案となっています。
具体的にはこれまでと同じく手洗い・うがい・マスクなどによる予防、人との接触極力を防ぐということに加え、買い物・スポーツ・食事・公共交通機関の利用に際しての細かな留意点が含まれ知升。
また働き方に関しても、テレワークやローテーション勤務、オンライン会議、時差出勤など、細かな提案がされました。
政府に対する国民の評価や反応
国民の政府に対する新型コロナウイルスに関する政策への評価は決して高いとはいえないですね。
特に「アベノマスク」に関しては、不良品、異物混入による検品に8億円もの費用がかかるということで追い打ちを食らった形になりました。
もう、アベノマスクいらないです。大丈夫です。マスク、結構あります。そのお金別のところに使っていただければ、、、、
— ジン (@jin69kkkk) May 16, 2020
前から疑問なのだが、アベノマスク検品に8億って、業者の不手際なんだから業者に負担してもらうのが筋なのではないのか?
— しろこんぶ (@siro_konbu) May 16, 2020
「アベノマスクが届いた!本当にいらない!金の無駄!郵便局員さんの仕事増やすな!受け取り拒否って書いてポスト投函すれば拒否できるから拒否する!!!」
ってツイート見かけて、あまりに言ってることに矛盾多過ぎて宇宙猫みたいな顔になった— 森下餅@藍太郎 (@mori_shit0727) May 16, 2020
また、新しい生活様式に関しては、新型コロナウイルス撲滅には必要なことと捉える意見もあれば、やりすぎだ、受け入れられないという意見もありと、二分していますね。
多くの人が気にしているのはこの新しい生活様式がいつまで続くかということです。
専門家の中には3年程かかるという意見もあるようで、長く続けば、経済面、国民のストレスなど多くの問題が生じてくるでしょう。
政府の新型コロナウイルスに対する初手は評価できるものではないと判断せざるを得ないですが、これからの挽回と一日も早いコロナ撲滅を期待したいですね。
まとめ
西村康稔新型コロナウイルス対策担当大臣について、そして国の対応について紹介してきました。
まだ若く、話題性もある西村大臣には、この新型コロナウイルスというかつてない緊急事態に、リーダーシップを発揮し新型コロナ撲滅へと導いてもらいたいですね。