ここ最近、見ない日がないくらい、毎日ニュースやテレビに出ている、西村康稔経済再生担当大臣。
政治に疎い方でも、彼のことを知らない人は、いないのではないでしょうか。
世界中で猛威を振るっている、新型コロナウイルスですが、西村康稔大臣は、新型コロナウイルス感染拡大に備える、新型インフルエンザ対策特別措置法改正案の担当閣僚です。
そんな西村康稔大臣が入閣した理由や、経済再生担当相の仕事や役割、国民の評価などについて調べてみました。
目次
経済再生担当相の仕事や役割は
最近よく耳にする「経済再生担当相」ですが、いったいどのような仕事をしているのでしょうか。
現在の経済再生担当大臣は西村康稔氏ですが、歴代には甘利明氏、石原伸晃氏、茂木敏充氏などが、担当大臣を務めていました。
その経済再生担当大臣は、日本の内閣に置かれる内閣の担当大臣の一つで、主に成長戦略に関する政策を所轄する国務大臣です。
経済再生担当大臣の正式名称は「経済の再生を政府一体となって推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当」と、ものすごく長いんです。知ってました?
担当大臣は2012年12月に置かれましたが、経済再生本部自体は2013年1月に置かれています。
経済再生担当大臣は、日本の経済の再生に向けて、円高・デフレから脱却し、強い経済を取り戻すため政府一体となって、必要な経済対策をレクチャーしつつ、成長戦略を実現することを目的として、日々働いているのです。
日本をより良くする為のお仕事なんですね。
西村康稔大臣が入閣した理由
衆議院議員として6期目の西村康稔大臣は、2019年9月11日第4次安倍再改造内閣に初入閣しました。
官房副長官として2年半、安倍政権を支えてきた西村康稔大臣は、灘高から東大へ進んだ旧通産官僚というキャリアで、政策に通じているのが強みです。
「危機管理の専門家」と自負し、安倍首相の忠誠心と、きめ細やかな仕事ぶりとが評価されての初入閣になりました。
しかし、西日本豪雨の中、安倍首相と共に自民党の懇親会に出席した写真を、SNSへ投稿したことで謝罪に追い込まれ、リスク管理の甘さを指摘されていました。
ただ、これも忠誠心からの行動だったと言われています。
安倍首相にとって、信頼できる身内で固めた内閣で、閣僚経験者からは「西村康稔氏は足りない点は多いが、憎めない性格だ」と人柄を評価する声が多いようです。
西村康稔大臣の答弁や手腕は
西村康稔大臣は、新型コロナウイルス感染拡大に備える、新型インフルエンザ対策特別措置法改正案の担当閣僚です。
国会審議で主な答弁者となり、短期間での成立を目指すために「答弁の安定性」から、西村康稔大臣が選ばれました。
2020年5月4日の会見では、記憶に新しいと思いますが、緊急事態宣言の延長を発表しましたよね。
西村康稔大臣は「ここまで国民の皆さまお一人お一人の努力によって、新規感染者の数が減少したことに、本当に感謝したい」と述べていました。
私個人の感想ですが、西村康稔大臣の言葉は、ゆっくりで聞き取りやすく、ちゃんと伝わる発言力があるように感じました。
ただ、各記者からの「家賃負担の軽減」「雇用調整助成金の掛け替え」「二次補正予算」「PCR等を含むこれからの医療提供体制」などの質問に対しては、最後まで抽象的で曖昧な回答をされていて残念です。
経済再生担当相の国民の評価や評判は
緊急事態宣言の、具体的な解除基準を示さない国に対する批判を、繰り返してきた吉村大阪府知事に対し、西村康稔大臣は5月6日の記者会見で、不快感を示し「何か勘違いをされているんじゃないか、解除は知事の権限」と反論して、ちょっとしたバトルが繰り広げられましたよね。
「権限は国か知事か」のこのやりとりで、司令塔として評価を上げている吉村知事に、まるでやきもちを焼いているように映ってしまい、断然吉村知事の勝ち!と国民は思ってしまいました。
その吉村知事が、いつも作業服で奮闘しているのに対して、西村康稔大臣はスーツ姿で、高いところにいる偉い人のイメージがついてしまい、本当に国民のこと考えているの?と思ってしまったのでしょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
経済再生担当大臣として、毎日のように会見をしている西村康稔大臣は、安倍首相の忠臣で、きめ細やかな仕事ぶりが評価され、第4次安倍再改造内閣に初入閣をしました。
また答弁の安定性から、今回の新型コロナウイルスの担当として選ばれています。
力強いリーダーシップや発言力で、国民の心を掴んでいる吉村大阪府知事に比べると、政府の代表として、どうしても発言が曖昧になってしまう西村康稔大臣は、残念ながら評価が落ちてしまいます。
しかし私たち国民の為に、日々奔走している西村康稔大臣、くれぐれもお身体ご自愛して欲しいですね。
早く新型コロナウイルスが終息し、元の生活が戻ってくることを願うばかりです。