大谷翔平はMLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属する日本人野球選手です。
花巻東高校出身で、高校生に時に、投手として球速160キロをマークするなど、日本球界を背負って立つ選手になると期待されていました。
花巻東高校卒業にメジャー挑戦をしていた進路に注目が集まりましたが、2013年に日本プロ野球の日本ハムファイターズに入団しました。
日本ハムファイターズ入団後は打者と投手を両立する「二刀流」の選手として活躍しました。
2018年に現在のロサンゼルス・エンゼルスに入団し、アメリカでも「二刀流」選手として活躍しています。
野球選手として気になるのは成績と年俸ですよね。
野球選手の契約更改の際には、シーズン中とは違ったドラマが生まれることもあります。
他に類を見ない“二刀流”として活躍する大谷翔平の成績・年俸からは目が話せませんよね。
目次
大谷翔平選手の日本ハム時代の年俸の推移は
大谷翔平は2013年、日本ハムファイターズに日本プロ野球の新人として最高限度額の1,500万円で入団しました。
その後2年目の年俸は3,000万円、3年目には1億円に到達します。
3年での年俸1億円到達は西部ライオンズ時代の松坂大輔以来、史上2人目の快挙となっています。
そして4年目で2億円に到達、メジャーリーグ挑戦前ラストイヤーとなる5年目には2億7,000万円を記録しました。
高卒5年目で2億7,000万円はダルビッシュ有と並んで史上最高額となります。
これでも“安い!”という声を多く集めました。それだけ期待と注目を集めている表れですね。
大谷翔平選手のメジャー年俸の推移と2020年予想
日本で大活躍をして高額年俸を記録した大谷翔平ですがロサンゼルス・エンゼルスに移籍したメジャー1年目の年俸は6,000万円でした。
これは決してにメジャーでの大谷翔平の評価が低かった訳ではなく、メジャーリーグにはプロ野球として認められる経歴は25歳以上でプロ経験が6年以上であるというルールがあります。
ですから大谷選手はメジャーリーグではアマチュア選手扱となり、年俸が最低限度額の500万ドル程度に抑えられるマイナー契約からのスタートになってしまうのです。
そしてメジャー2年目となる2019年の年俸は微増の約7,230万円でした。これも低すぎると感じますが理由があります。
メジャーリーグでは3年間プレーしないと、年俸の交渉をする権利を獲得できません。これによって入団から3年間は球団側が自由に年俸を設定できてしまうのです。
ということは3年目である2020年も年俸の大幅アップは望めないのです。
メディアでは約7,700万円に決まったとの報道も出ていますが、その程度の額に落ち着いてしまうでしょう。
注目すべきは年俸を交渉する権利を獲得した2021年の年俸です。
これにはアメリカでも注目が集まっています。
アメリカの記者の中には複数年契約を結び、1年あたりの年俸は30億円を超すのではと予測する声さえあります。
メジャーリーグで活躍している田中将大や、ダルビッシュ有の1年あたりの年俸が約24億円前後とされており、彼らに引けを取らない活躍しているので可能性は十分にありますね。
現メジャーリーグの最高年俸が大谷翔平のチームメイトであるマイク・トラウトの約42億円ですが、今年の活躍次第ではそれに匹敵する額を獲得するのではないでしょうか。
大谷翔平選手の日本ハム時代の打率/投手の成績は
では史上最高のスピードで年俸をアップしてきた日本ハム時代の成績を見てみましょう。
打者としては通算403試合に出場し296安打・48本塁打・166打点・打率2.86割―投手としては通算85試合に登板し42勝15敗・防御率2.52奪三振624という記録を残しています。
2015年には投手として最多勝・最優秀防御率・最高勝率のタイトルも獲得しています。
打者としては“二刀流”として活躍するうえで、どうしても休息が必要で出場数が少なくなってしまいタイトルの獲得はありません。
しかし、打者としても投手としても一流並みの成績です。史上最速の年俸上昇であっても安いと言われる理由がわかりますね。
大谷翔平選手のメジャーの打率/投手の成績は
日本で華々しい成績を残しメージャーリーグに挑戦した大谷翔平ですが、その勢いは留まることを知りません。
メジャー1年目には打者として104試合に出場し93安打・22本塁打・61打点―投手として10試合に登板し4勝2敗・防御率3.31・63奪三振という記録を残しています。
22本塁打というのは日本人のメジャー挑戦1年目の成績としては最多です。
投手としては肘の怪我のため後半戦の出場はなかったものの、その投球はアメリカのファンを驚かせました。
2019年は106試合に出場し、110安打・18本塁打・62打点・打率2.86割という記録を残しています。
この年は肘の怪我の手術の影響もあり、投手としての出場はありませんでしたが、この打者としての記録から、“投げなくてもいい”“打者に専念するべき”という声も聞かれました。
大谷翔平の投手専念or打者専念or二刀流の論争は日本でも熱く議論されていますよね。
個人的には二刀流として、本塁打王・最多勝などのタイトルを獲得という偉業を成し遂げる姿を見てみたいです。
残念ながら2019年も終盤に左膝に怪我を負ってしまい後半戦の出場はありませんでした。
こうして数字だけ見ても日本での活躍以上の成績を残しているいえます。
規定とはいえ、やはり今の年俸は全く見合ってないといえますよね。
アメリカのファンからも“彼の年俸は0を一つ付け忘れたのか?”“ルールとはいえ酷すぎる”という声が上がっています。
まとめ
他に類を見ない打者・投手の“二刀流”選手として投打共に大活躍を見せてきた大谷選手の成績・年俸についてみてきまた。
メジャーリーグの規定で今は年俸が抑えられていますが、今季でメジャー在籍3年を達成し、年俸の交渉権を手に入れる大谷翔平の活躍には大注目ですね。
肘や膝のケガの影響が心配ではありますが、2020年は再び投打で活躍する姿を期待しましょう。