新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。
日本国内、全国で感染者が毎日増加しています。
日本政府は、小中学校の休校や各種イベントなどの中止要請を行うなど、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるべく、いろんな対応がされています。
この記事では、コロナウイルスとはどんなものか再確認と特徴、予防策について、アビガンの開発者(専門家)と国(政府)等の見解についてまとめていきます。
目次
新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルス“SARS-CoV2”が原因の病気のことをいいます。
WHO(世界保健機関)は、このウイルスによって発症する肺炎などの症状を“COVID-19 ”と名付けました。
僕らにはイマイチ浸透しておらず、新型コロナウイルスって呼ぶ方が多いですね。
2019年(令和元年)12月に、中国湖北省武漢市を中心に発生し、急激に世界に広まっています。
新型コロナウイルスの特徴
アビガンを開発した、千里金蘭大学・白木公康教授は
「のどで直接感染するということでいうと、まずはインフルエンザ的なところ。それから従来のコロナウイルスは、多くはモノを介して、例えば人が触ったドアノブとか、冷蔵庫の取っ手とかを介してうつる。モノを介してうつる経路というのは、従来のコロナウイルスの特徴」
と話しています。
新型コロナウイルスの症状は、
発熱(37.5℃以上)
喉の痛み
咳
痰
胸部不快感
一般的な肺炎症状が見られるケースが多いんです。
また、これらの症状がほとんどない感染者や、急激に呼吸困難などの症状が現れて死に至るケースもあるので注意も必要。
新型コロナウイルスの検査・診断
新型コロナウイルス感染症の診断は現状、各自治体の地方衛生研究所ならびに国立感染症研究所での遺伝子検査(行政検査)によって行われます。
症状や渡航歴、患者への接触歴などから発症が疑われる場合は保健所に連絡ののち、発症後5日以内に採取した喀痰(または気管支吸引液)、咽頭拭い液、血液などを採取して調べます。
肺炎の重症度を評価する目的で胸部レントゲン検査、胸部CT検査などが行われ、体に起きている炎症の程度を調べるために一般的な血液検査なども実施されます。
新型コロナウイルスの治療方法は
新型コロナウイルス感染症の治療方法は現時点では確立していません。
現時点では、発熱に対する解熱鎮痛剤、呼吸困難に対する酸素投与や気管挿管、脱水に対する補液などそれぞれの症状を改善することを目的とした治療が行われます。
なお、現在、抗HIV治療薬の一種である“カレトラ”と呼ばれる薬が新型コロナウイルス感染症に効果があるとして臨床試験が行われています。
また、各国ではワクチンや治療薬、迅速診断キットの開発が本格的に開始されています。
白木公康教授の語る新型コロナウイルスへの予防法
せきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染と、モノを介する接触感染が考えられることをふまえ、部屋を定期的に換気することや、アルコール消毒が効果的だと話されています。
「アルコールは、このウイルスにとっては非常に強力に効きます。せっけんをつけても、なかなか、全体の(手の)しわの中とかまでいくのは、アルコールの方が早く行くので、短時間で殺したいならアルコールがおすすめ」
時差通勤やテレワークなど、通勤ラッシュを避ける取り組みが進められているが、満員電車に乗らざるを得ない人については。
「マスクでも直接せきをしたのとか、くしゃみをしたのを吸わないことができるはずですから、十分に予防ができていると思います」
国(政府)の新型コロナウイルスの家族に感染者がいる場合の予防法
2020年(令和2年)3月1日の会見で、加藤勝信構成労働大臣が「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合、家庭内でご注意いただきたいこと」の、8つのポイントを発表しました。
・部屋を分けましょう
・感染者のお世話はできるだけ限られた方で。
・マスクをつけましょう
・こまめに手を洗いましょう
・換気をしましょう
・手で触れる共有部分を消毒しましょう
・汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
・ゴミは密閉して捨てましょう
ちょっと当たり前すぎるけど、まぁ、当たり前を当たり前にすることが大切!
とにかく人に感染させない、自分も感染しないを意識する。
あとは、「換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください」と呼びかけています。
例えば、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなどでは、1人でも新型コロナウイルスの感染者がいれば、一気に集団感染する可能性が高いですからね。
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