新型コロナウイルスの日本全国への拡大と感染者の増加などに対して、2020年(令和2年)2月23日に政府の政策本部の会合が開催されました。
2月18日以来、5日ぶりの開催です
この記事では、2月23日に開催された政策本部の会合での、安倍晋三首相の考えと、基本方針の柱、今後の対応等についてお伝えします。
目次
新型コロナウイルス対して安倍晋三首相は
新型コロナウイルスの感染拡大に対して安倍晋三首相はこのように話しました。
「国内の複数地域で感染経路が明らかではない患者が発生している。
感染拡大を防止するうえで重要な局面だ」
と話をし、今後の政策を整理した基本方針を策定すると考えを島しました。
そして、市中感染が懸念され、新型コロナウイルスのまんえん期に向けた整備を急ぐとのこと。
新型コロナウイルスの感染者の治療へ、インフルエンザ治療薬のアビガンの投与に向けた環境整備も急ぐように指示しました。
基本方針はいつごろできる?
新型コロナウイルスは、日本国内で流行する可能性を言及。
大規模な感染拡大を見据えて、加藤勝信厚生労働相を中心に総合的な基本方針を週内にも対策本部で決定するとのこと。
週内というと、最長でも2020年(令和2)2月29日(土)の2月中ということになりますね。
別の情報では、2月25日の対策本部会合で決定する見通しとのこと。
基本方針の柱とは
感染拡大防止策
医療提供体制整備
の2つが基本方針の柱になる。
「効果的な感染拡大防止策を講じ、患者増加のスピードを抑制することは、今後の流行を抑える上で極めて重要だ」
「患者数が大幅に増えた時に備え、重症化防止を中心とした医療提供体制を早急に整える必要がある」
感染拡大防止策については、感染経路が明確になっていないなかで、過去の感染症への対応(平成21年新型インフルエンザ等)や専門家のアドバイスを受けながら、重症化防止策については、新型コロナウイルスのワクチン開発がキモであって、研究開発については加速するように要請中。
大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の集団感染は、検査時は陰性で、その後、陽性になるなど下船者の健康状態の観察は強化するように。
また、必要な検査をしないままで下船した乗客もいたことから、感染防止策の徹底がされていないこともあります。
感染拡大を抑制する為の基本方針を策定する。
本会議には海外出張中の麻生太郎副総理兼財務相以外の、全閣僚が出席しました。
現在の日本の新型コロナウイルスの感染者数は
日本における2020年(令和2年)2月22日午後10時現在の感染者数は769人。
1ヶ月ぐらい前には、数人だったように思いますが、爆発的に増加しています。
お亡くなりになった方も2人みえます。
ネット上の反応は?
新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、この基本方針の話に対してインターネット上では様々な声が出ています。
もう抽象的な要請とかお願いとか計画とかじゃなくて、具体的な策を打って下さい。
入国制限とか休校とか検査強化とか、打てる策は全て打つ、そんな段階では?
未曾有の事態です。
世界中が見てますよ。
「総合的な基本方針」?現状認識出来ていないのでは?
2月16日に安倍は専門家会議を開いて「新型肺炎の国内情勢は初期段階」とコメントしたのでは?
周回遅れた指示なのだろうか。
口では国民の生命と健康を守るために全力を尽くすと言うけど、果たして本気なのでしょうか。
この首相はすごいな。まだ取りまとめもさせてなかったのか。
しかも基本方針の段階だろ。実行する頃にはオリンピック終わるんじゃないかと思ってしまうよ。
日本で最初の感染者が出たのが1月15日、武漢閉鎖が1月23日。
今頃になって総合的な基本方針策定って、やっぱり何も考えてなかったということでいいんだね?
給料泥棒と言いたい。
今頃、基本方針を取りまとめているようでは、遅きに失していることが
なぜ安倍政権や厚生労働省の役人たちはわからないのでしょうか。
1週間以内に取りまとめるようですが、その間にも感染が拡大し、
取返しがつかない事態になります。
今回の対応には、ほとほとあきれました。
まとめ
新型コロナウイルスに対して、これだけ蔓延してきた中の、このタイミングで基本方針の策定っていうのは適正なのかな?って感じられます。
体裁だけでの基本方針では、食い止めることが出来ないと思いますし、国として一丸となって動いていく、具体的な指針が必要かと思います。
とにかく、感染拡大の抑制とワクチンの開発が最大の課題ですね。