女子競泳の東京オリンピックメダル獲得を期待されていた池江璃花子さん。
2019年2月12日に自身のツイッターで白血病であることを公表されて衝撃だったことを今でも覚えています。
ご報告です。 pic.twitter.com/zP2ykLRgCD
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) 2019年2月12日
その後は、テレビ出演などはなく、白血病の治療に取り組まれてきて、時折、ホームページやインスタグラムなどで、現状の報告をされており、回復しているんやなぁとホッとしたりもしました。
約10カ月間の入院生活、造血幹細胞移植を経て、2019年12月に退院されています。
2020年2月19日放送の報道ステーションに出演し、昨年の白血病と診断されてから、闘病生活と苦悩、オリンピックなどへの今後のことについて話されたので、まとめてみました。
テレビ出演で語ったことと出演理由は
2020年2月18日に、テレビ朝日系「報道ステーション」で元テニスプレイヤーでタレントの松岡修造さんとの対談が放送されました。
「お久しぶりです」
「ここにいることが奇跡だし、生きていることが奇跡っていう風に気持ちが変わりました」
「この番組に出させてもらうことで、たくさんの方に見てもらうことで病気の方たちにも希望を持って治療を持って励んでほしいし、とにかくここまで元気になれる人間がいるから、あなたも元気になれるよということを伝えたい」
というメッセージを伝えられました。
退院されたとはいえ、ご自身も非常に辛い状態の中で、このような確固たる思いを伝えれる強さと人間性に感動を覚えます。
今の健康状態について
「安定しています」
復帰に向けトレーニングもはじめているとのこと。
「筋肉痛がすごかったんです。できない自分がおもしろい。ここからどれくらいのスピードで成長できるか楽しみです」
と前向きな話をされました。
その半面で、闘病生活の苦悩についても。
白血病のことや治療について、医者から告知された時には
「抗がん剤治療で髪の毛が抜けますといわれて大泣きしたんですけど部屋に戻って、本心でポジティブな気持ちになっていました」
と現実を受け入れられなかった心境の変化を明かしました。
本当に闘病生活は苦しかったとのこと・・・・
「携帯なんて絶対触れない。テレビもみられない。音も聞きたくない。ご飯も食べない。それが2週間続いたので。もう寝返りうつのもしんどかったし、そういう状況だったので、数千倍どころじゃない、人が感じる苦しいというレベルが違う苦しさなんだろうなと思いました。人によって苦しさの度合いは違うんだろうけど、こんな経験は2度としたくない」
「一番しんどいときは死にたいと思いました。こんなに苦しい思いをするんだったら死んだ方がまし」
と本音まで話しました。
強そうに見えても、まだまだ10代。
今までスポーツで研鑽し続けた強さと、家族や友人などの支えがあったから乗り越えられたんでしょうね。
「その言葉を今だったり、あとあとものすごく反省しました。なんでそんなことを思ったんだろう」
と生きていることの大事さをとかれました。
自分のことだけじゃなくて、周りの人たちのことも考えたこの言葉。
自身の経験が他の人の糧となる。
そして、勇気になるっていうことを考えられているのを尊敬します。
競泳への復帰について
池江璃花子さんは、2024年パリ五輪出場とメダル獲得を目標に掲げられています。
トレーニングは開始したものの、まだ水中練習は再開しておらず、陸上でのトレーニングに取り組んで基礎体力の回復を図っています。
ここでもポジティブに、
「パリに出られなかったとしても次があると思っている」
「目標は絶対に必要。いつか試合に出られたら(復帰戦では)何秒ぐらいは出しておきたいとかは考えている」
と、オリンピックへの出場へ意欲を示して話していました。
まとめ
本当に前に向いてポジティブに進んでいく姿勢とまわりの人のことを考えて行動できる強さに感動すら覚えます。
復帰については、話されませんでしたが、トレーニングも開始して、大きく前に進んでいます!是非とも、まだまだ無理はせずとは思いますが、復帰する日を1ファンとして楽しみにしております。
これからの、池江璃花子のい復活劇から目を離せません。